2016年12月19日月曜日

ポケモンGOPlusをエネループで動かす:実用編

続:ポケモンGOPlusをエネループで動かすの続き

前回作成したものはかさばって不細工であった
今回はコンパクトかつ実用的なものを作成した

注意点

・GOPlusを分解、改造するため技適の問題を抱えている
以下、(建前上は)電波暗室などで使用するものとする

・完成後に十分な時間動作検証が行われていないので不具合を抱えている可能性がある
(特にエネループ2本駆動部分/終止電圧付近の動作、電池の個体差など)

・改造したGOPlusでのプレイはゲームの規約に反する可能性がある
BANされても文句は言えない

概要と外観

以下の施策でGOPlusのエネループ駆動および自動化を実現する

・GOPlusを改造
CR2032アダプタと電池BOX(単4電池2本)を作成
・これらをケースに収める

今回の作例(左)と前回の作例(右)
中身/今回はエネループ2本運用かつ変圧回路無し


前回からの変更点

・本体の改造が必要
→前回と異なり元には戻せない
 (ボタン電池動作には戻せる)

・ケースによるボタン押しっぱなしをヤメ
→本体の改造により自動化されるため

・変圧回路(3.6V→3V)を削除
・エネループを3本→2本に変更
→本体改造により2.4V駆動が可能になったため

材料と工具

・ポケモンGOPlus本体

・Y字ドライバー
→1.8mm径を使用したが正しいかどうか不明
かなりナメやすいので注意

・ハンダごて
→精密用を推奨

・アダプタの心材、銅箔テープ、樹脂製両面テープ、線材、両面テープ
→CR2032アダプタと電池BOXの端子の作成、組み立てに用いる

・ケース(タカチ製TW5-2-7
→これが今回のキモ
内寸の横幅が単4電池の長さとほぼ同じ
内寸の高さがGOPlus(裏蓋を外した場合)の高さとほぼ同じ

樹脂テープはダイソーで購入


GOPlusの改造

・Y字ネジ(3点)を外して分解
・モータ(振動用)を去勢
・モータの配線をボタン端子にハンダ付け
・基板を元のケースに戻してネジ止め

LEDも去勢しようとしたが細かすぎて断念
モータを取り外すのはGOPlus動作時のピーク電圧を下げるため
無改造の状態ではエネループ2本ではギリギリ正常動作しない
本体との接続に成功しても捕獲時など負荷が高いところで切断されてしまう

スイッチなどで切り替える方法もあるが、自動化してしまえば振動は不要なので削除した

切断したモータの配線をボタン端子にハンダ付けする
これでポケモン(ポケストップ)発見時の振動がボタンの押し下げとなり、自動的に捕獲できる
(自動化については他サイトで散々既出なので省略)

CR2032アダプタと電池BOXの作成

・CR2032アダプタを作成
・ケースを加工して電池BOX部分を作成

アダプタを本体に収めたところ
端子(1)/絶対ショートしないようにすること
端子(2)/こちらは配線不要、-側を盛り上げるとよい
アダプタの作成方法は以前のメモを参照

電池を収めるスペースを稼ぐため、ケースの片側のネジ穴はすべて切り取る
ケースに単四電池を収めると左右1㎜弱程度の隙間ができる
この隙間を樹脂テープを使って埋め、その表面に銅箔テープを貼って端子とする

アダプタと電池BOXの端子に線材をハンダ付けして結線する

組み立て

GOPlusにCR2032アダプタをはめる
(GOPlusの裏ブタは使わない)
ネジ穴を切り取った側のヘリに両面テープを貼る
ケースにGOPlus、単4電池2本を収めてケースのフタを閉める
中のGOPlusのボタンが押されない程度にネジを締める
→ここを浮かせておくことでフタごとボタンを押すことができる
自動化しても接続時には必ずボタン押しが必要
この工夫が無いと接続毎にフタを開けるか、ボタン用の穴を加工しなければいけない

こんな感じ/上側のネジはネジ頭だけ接着したダミー
ここがミソ/フタごとボタンを押せる余裕がある

使用方法

ボタン(ケースのフタ)を押すのはスマホとの接続(再接続)時のみ
接続の可否はスマホ側で確認できるのでGOPlusのLEDを見る必要が無い
ポケモンの捕獲、ポケストップ回しはすべて自動化されボタンを押す必要は無い

・電池を含めて最小限のサイズ
・外見上GOPlusを使っているとわからない
・LEDの点滅が外に漏れず、振動も無い
・プレイが自動化されている
・充電池(エネループ)での運用が可能(低コスト/ロングライフ)

とかなり実用的になった

2016年12月10日土曜日

Zenfone3 520KLをFOMA+MVNO運用

通話用に維持していたFOMA用ケータイ(ガラケー)がついにぶっ壊れた
今更ケータイを物色するのもアレなのでZenfone3 520KLを購入して一本化した
以下は通話用のFOMA SIMとデータ通信用のMVNO SIMを運用した際のメモ

Zenfone3 520KL

ASUS製のミドルレンジスマホ
microとnanoサイズSIMを2枚挿しして同時待ち受けが可能(デュアルスタンバイ)

Zenfoneシリーズにしてはルックスがいい

FOMA用SIMのサイズを変更する

FOMA用SIMが標準SIMだったのでサイズ変更が必要だった
手元にあるデータ用SIMがnanoサイズなので標準SIM→microSIMへの変更を行った
(SIMの物理的なカットでも可能だがここでは割愛)

ドコモショップに訪店して『SIMサイズを変更したい』旨伝えるだけで変更できた
現物のSIMを見せていつもの暗証番号を端末に打ちこむだけ
『何に使うのか?』『新しい機種を見せて欲しい』など想定していたやり取りは一切無し
同時にiモードを解約したがウザい引き止めや自社スマホへの誘導とかも無し
いいね!

まごついた点があるとすれば、ドコモではmicroSIMのことをミニSIM(正確にはminiUIM)と呼んでいるところくらいだろうか
microSIMにしてください→かしこまりましたミニサイズですね→いやmicroサイズの…
という禅問答みたいなやりとりがあった

セットアップ

Zenfone3からトレイを引き抜いて2枚のSIMをセットして戻す

設定→もっと見る→モバイルネットワーク→(データSIM側のタブを選択)→アクセスポイント名
からデータSIMのAPNを設定

設定→デュアルSIMカード設定
から通話およびデータ通信をどちらのSIMで行うかを設定

これだけで終了
FOMA側のSIMにデータ通信機能(契約)が存在しないため、設定ミスで凄い額の請求が!みたいなことは絶対に起きないので安心

レビューと雑感

・ミドルレンジ機種だが十分な性能がありサクサク

・いらねえよ…と思っていた指紋センサだがめっちゃ使うしめっちゃ便利
 大画面で頻繁にロック解除パターンを入力する不便さから解放された

・純正カバーで運用しているがこれは好みの問題か
 カメラの出っ張りが解消されること、カバーの開閉でスリープがかかるのは良い
 本体の薄さがスポイルされること、フリップケースなのに素通しのデカい窓があることは×
 閉じて窓から操作することが殆ど無いのでサードの窓無しフリップケースでいいかも

・同時待ち受けはまったく違和感なし
 2枚SIM運用をしているということを忘れる
 同時に通信はできないのだが、通話中にデータ通信することが無いので全く問題にならない
 ゲーム等もそもそも途中で通信が切れる前提で作ってあるので問題が起きない

・ディスプレイは最近流行りの端が曲面になっているタイプ
 フィルムが貼りづらいので良し悪し

・並行輸入品は安いが技適が無いので注意/自己責任で
 Amazonで売られているのはすべて並行輸入品
 また、仕向けによって微妙に対応バンドが異なるので要注意

純正ケースの装着例/丸い窓は完全な素通し

2016年12月3日土曜日

シールド/DIP化基板のスマートな保管方法

ArduinoのシールドやDIP化基板は足高で嵩張って保管が面倒くさい
また、信号線の足が剥き出しなので静電破壊なども怖い

以下はこれらを安全かつコンパクトに保管する方法のメモ

用意するもの

・ハードタイプのファイルケース
樹脂製のファイルケース
保存したい部品が入る程度の厚みが必要
100円ショップのもので良い

・導電スポンジ
ファイルケースの内寸と同程度のサイズが必要
また、基板の足を挿して基板自体を保持できる程度の厚みが必要
必ず導電スポンジを用いること
導電性の無いものを使うと逆に静電破壊を誘発してしまう

・両面テープ
市販の適当なもので良い
導電スポンジは秋月で購入/ケース1つあたり3枚必要

保管用ケースの作成

ファイルケースの内側に両面テープで導電スポンジを貼りつけるだけ
スポンジを貼るのは片側で良い
はがれない程度に適当に貼りつけるだけ

保管方法

ファイルケースに貼りつけたスポンジにシールドやDIP化基板を挿す
静電破壊を防ぎ、外から基板を確認することができてスマートに格納できる
背の高すぎるシールドはダメ
外から見える/ケースを立てても大丈夫

サーボモータSG90破損のメモ

ポケモンGoBotに使っていたサーボモータSG90が複数回破損しており原因を探っていた
以下その結果についてのメモ

サーボモータの使用状況

位置測定を誘発するため、スマホを置台ごと揺らすのに用いていた

バカバカしい装置だが今のところこれが最適
制御はArduinoを使用
30秒周期の間欠動作でスマホの置台を昇降させていた

デフォルトポジション(置台を降ろした状態)
置台を上げた状態

サーボモータの破損状況

制御信号を入れても全く無反応
このときサーボモータの筐体内にある制御用ICが酷く発熱する
(筐体ごしにはっきりとわかるレベル)
分解してもIC以外の破損や摩耗は確認できない

サーボモータ破損の原因

原因は装置の作りにあった

長時間動作を繰り返すうちにサーボモータの角度にズレが発生
→置台を降ろす動作の際、サーボホーンが置台にぶつかってそれ以上動けなくなる
→サーボは本来の降ろした角度を維持しようとするので負荷がかかり続ける
→許容範囲外の負荷が長時間かかることで発熱、ICが焼損する

サーボホーンは置台にぶつかってそれ以上動けない
停止時負荷を減らそうとサーボの角度を置台に接した状態で調整したのが裏目に出た
ズレを許容できる程度のクリアランスを設けて再調整を行った
(本来は誤動作を許容する作りにすべきだが技術不足で無理)